陸マイルを貯める場合は
「ポイントサイトでカード発行をすると爆発的に貯まるよ☆」
といつも言っていますよね。
そう、陸マイラーとしてクレジットカードを発行することは避けては通れない道です。
一方でこんな話も聞きませんか?
「クレジットカードをたくさん発行している人はクレヒス(クレジットカードヒストリー)が悪くなってローンとか組めなくなるからやめた方がいい!!」
私もそういう話を聞いてましたので、もともとカードをあまり持っていなかったんです。
しかしこの説、合っているとも言えるし間違っているとも言えます。
結論から言うと、たくさんクレジットカードを持っていること自体にはデメリットはほとんどないです。
しかし、いくつか気を付けるべき点があり、ちゃんと理解していないとカード申請で落とされるようになってしまうかもしれません・・・・!!!!
今後スムーズにカード発行できるように気を付けるべきことを説明したいと思います。
どうなったらクレヒスが傷つくのか
クレヒスとは
クレヒスとはクレジットヒストリー、つまりクレジットカードやローンの情報を意味します。具体的にはクレジットカードやローンの契約、申し込みに関する情報、客観的な 取引の事実などの個人情報がこれに当たります。
これらの情報はCICに登録され、クレジットカード発行会社や信販会社はこのCICに登録されている個人信用情報を参照して、クレカの発行審査やローンの審査を行います。
つまり全クレジットカード会社は「私が何のクレジットカードを持っていて、いつカード申し込みをしたり審査に落ちたのか、また決済は滞りなく行えているのか」といった情報を共有しているわけです。
クレヒスが傷つくとはどういうことか
返済が滞ったり、破産をしたり、といった「カード審査においてまずい情報」がクレヒスに記載されることを一般的に「クレヒスが傷つく」と言います。要は「ブラックリスト」という扱いです。こういった情報は5年間は記録が消えません。
そしてこれらの情報があると新たにクレジットカードの発行やローンを組むことができにくくなります。
なお、自分の信用情報は調べることができますので、興味があれば一度開示請求してみてはどうでしょうか。パソコン・スマホからPDFで簡単に開示できます。手数料は1000円です。https://www.cic.co.jp/mydata/sp/index.html
カード会社は何を見ているのか
カード発行の申し込みやローンの申し込みがあった時に、カード会社は申込者の情報を確認して審査の参考にします。具体的には大きく分けて3つです。
- 申込情報:申込者の支払能力を調査するため、加盟会員であるクレジットカード会社が照会した事実を表す記録です。保有期間は6ヶ月です。これにより「過去6か月以内にクレジットカードに申し込んでいるか、そして審査に通ったか落ちたか」を知ることができます。
- クレジット情報:クレジットカード会社と締結した契約の内容や支払い状況です。契約期間中はずっと、契約終了後は5年以内、情報が保有されます。つまり過去に延滞したことがある場合、そのカードを持っている間はずっとその記録が残っており、また契約終了しても5年間は情報が残っているということです。
- 利用記録:クレジットやローンの利用途上における支払能力を調査するなどのため、契約期間中にクレジットカード会社が、顧客の支払い能力を照会した事実を表す記録です。保有期間は照会日より6ヶ月です。
カード発行会社は、「あなたが現在どこでどれだけお金を借りているか、毎月きっちりと支払いをしているのかそれとも延滞した経験があるのか、最近何枚のクレジットカードを申し込んだか、そのうち何枚が審査に落ちたか」といった情報を見ているわけです。
カードをたくさん持つこと自体は問題ない
ここで本題に戻りますが、カードをたくさん発行することは悪いクレヒスになるか?
この答えはイエスともいえるし、ノーとも言えます。
クレジットカード発行会社は、直近6か月でこの申込者が何件カードの申し込みをしているかを知ることができるわけですが、あまりにも大量に申し込んでいると確かに怪しまれるでしょう。
なぜならクレジットカードがあるとショッピング枠やキャッシング枠のローンができるわけで、カードの数だけその枠の上限額が増えるので、短期間で大量にカードを発行している人に対しては「多額のローンをして踏み倒す目的では」という推測が働きます。
よって確かに短期間に大量にカード発行することはおススメできません。
しかし短期間かつ大量でないなら問題ないと言えるでしょう。
この匙加減については明確な指針がないので何とも言えませんが、ネットを見る限り毎月1枚程度なら普通に発行できている人が多いようです。じゃあ月に2枚はダメなのか?とか細かいところになると限界は分かりませんが、個人的には月に1枚以下に抑えるのが無難だろうと思います。
結論としては、カード会社は申込者のカード発行の履歴はチェックしているものの、たくさんカードを持っているからと言ってクレヒスが傷つくというほどではないので、それほど重要な問題ではないということです。
それよりも支払遅延がないかということのほうがよっぽど重要なわけですから、たくさんカードを持っていても毎月使用してきっちり支払っていれば問題なく、むしろきっちりとした支払い実績のある優良なクレヒスの持ち主と認定されるかもしれません。
審査に落ちないためにクレカ発行において気を付けるべきこと
では毎月1枚クレカを発行できるように、クレヒスをなるべく良くしておいた方がいいです。具体的には下記のことを気を付けてもらえばいいでしょう。
①絶対に延滞しないようにカード支払い額と預金残高を把握しておく
これは一番重要です。絶対的に守らなければいけません。
②発行後約6か月以上は解約しない方がいい
クレジットカードの申し込み情報は6か月間残るので、その期間は最低限保持すべきです。なぜなら発行後すぐに解約していると「ポイント狙いの申し込みだからうちのカードもすぐ解約されてしまう」と警戒されてしまうからです。6か月~1年程度は持ちましょう。
ただし年会費の発生時期は要注意です。
③一度でもクレカ申請に落ちたら6か月は期間をあけよう
申し込み情報は6か月間残るため、カードを申し込んだのに落ちたという情報も6か月残ります。簡単なカードなのに申請が通らなかったとなると、何か問題があるのでは?と思われてしまいます。よって、つらいですがカードに落ちた記録がなくなるまでは次のカード申し込みを控えたほうがいいでしょう。
④カードは死蔵せずに毎月必ず決済に使うこと
ポイント狙いのカードだと発行したらそのまま引き出し行き、という人が多いかもしれません。しかしそれでは「ポイント狙いの申し込み」と見抜かれて審査が通らなくなる恐れがあります。
また、カードは使用しないと良いクレヒスは育ちません。毎月100円でもいいので決済していると、「ちゃんと継続的に支払いができていて返済能力のある人だ」とみなされます。そうすれば次のカード審査にもより通りやすくなると言えます。
全てのカードについて月に1度は使用しましょう。
⑤キャッシング枠は限りなく0にしよう
クレカ発行において必ずキャッシング枠を選択させられます。
キャッシング枠がたくさんあるとそれだけ借金できるということなので、あまりこのキャッシング枠の合計が大きくなりすぎると審査に通りにくくなります。したがって可能な限りキャッシング枠は少ない額を選択しましょう。0円が選べる場合は0円で、それが無理なら一番小さい額でいきましょう。
カードを使っていない、もしくは持っていない人は印象が悪い!?
ところで
「俺はカード全然使わないし、人生で一度も借金したことないから信用力めっちゃあるはず!」
と思っている人いるんじゃないでしょうか?
しかしそれは大きな間違いです。
カードは使っていない場合、とうぜん延滞する危険はないですが、ちゃんと決済できる人間なのかどうかの判断もできないわけです。ローン経験0で支払い実績も0の人間よりも、ローン経験があるけれどきちんと期限通りに返済できている人間のほうが「今回貸してもおそらくちゃんと返してくれるだろう」という推定が働くのです。
特にクレカを一度も発行したことがない人というのは、CICに何の情報も残っていないのでカード会社は何を根拠にしたらいいのかわかりませんし、「過去5年間クレジットカードを発行できなかった危険な人物(例えば6年前に自己破産をしているなど)」というふうに映ります。
現金主義というと聞こえがいいですが、現代のような情報社会では「情報が何も閲覧できない」人物は相当怪しいのです。したがって、30代以上でクレヒスがまっさらな状態なのはヤバいです。
ということである程度の年齢ならばカード1枚くらい持った方がいいですし、カードを持っているなら毎月100円でもいいから決済に使った方が、カード会社から「ちゃんと支払い能力のある人」と認定されます。
特に、今後住宅ローンの予定があるならば、今のうちから良いクレヒスを作ることを意識したほうがいいでしょう。
まとめ
- 「クレヒス(クレジットカードヒステリー)」はクレジットカードやローンの取引履歴である
- クレヒスの内容によって社会的信用が左右されるのでクレヒス0は危険
- カードを短期間で大量に発行するのはよくないが、月に1度程度なら問題ない
- カード発行を毎月行うためにも良いクレヒスを積み重ねるべき
- 「支払遅延を起こさない」「すぐに解約しない」「毎月必ず使用する」「キャッシング枠は限りなく0にする」ことが重要である
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